タブレット学習のメリット・デメリットを完全解説!紙学習との比較からわかる最適な活用法

「タブレット学習ってデメリットが多いって聞いたけど本当?」

「タブレット学習って効果があるのかな?」

「紙学習とタブレット学習はどちらがおすすめ?」

今回はこんなお悩みを解決します。

この記事で解決できること

コロナ流行後からタブレット学習が急速に進み、お子さんが家でタブレットを使って学習する機会も増えたのではないでしょうか?

紙学習が中心だった私たちの世代からすると「本当に学習できているの?」と不安になることもありますよね。

今回の記事では、タブレット学習のデメリットやメリット、紙学習とタブレット学習の比較などを徹底的に解説しています。

この記事を読むことでタブレット学習が効果的かどうか、お子さんに向いているかどうか判断できるようになりますよ。

ぜひ最後までお読みください!

2024年最新!タブレット学習の動向

2019年の学校教育法改正により、日本の教育現場でもデジタル化が進んでいます。

この法改正では、デジタル教科書やタブレットでの学習が本格的に推進されているからです。

さらに2020年以降は、新型コロナウイルスの影響により、オンライン学習の需要が急増したことは記憶に新しいですよね。

これらの影響により、日本の教育現場においてタブレット学習は予想以上のスピードで定着していきました。

小学生のプログラミング教育の現状について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

【保護者の方必見】小学生のプログラミング教育の内容と家庭学習サポートのコツ 

小中学校でのタブレット・パソコンの普及率

文部科学省は子どもたちに向けて1人1台の端末をはじめ、ICT環境の整備を行うという「GIGAスクール構想」を推進しています。

具体的に文部科学省の調査によると、全自治体の96.1%(1,742自治体)において、タブレット型またはノート型端末の整備が完了しています。

そして、公立小学校の96.1%、公立中学校の96.5%が全学年または一部学年でタブレット型またはノート型端末の活用を始めています

つまり、教育現場ではGIGAスクール構想の成果が着実に表れています。

さらに、文部科学省が令和5年に公表した結果によれば、デジタル教科書の普及率も9割近くなっており、実際の教育現場でデジタル化が進んでいることがわかります。

家庭学習にもタブレット・パソコン活用されている

さらに、家庭学習におけるタブレット活用も急速に進んでいます

NTTドコモ モバイル社会研究所の調査によれば、学校から貸与されたタブレットの約9割が家庭での使用を許可されています。

そして、以下のグラフに示すように、実際に多くのお子さんがタブレットを家庭での学習に活用しています。

学校から貸与されたタブレット・パソコンの家庭での利用[学年別]

出典:NTTドコモ モバイル社会研究所ホームページ

また、以下の調査によれば、家庭での主な用途は、宿題やオンライン授業の受講であることがわかります。

家庭でのタブレット・パソコンの活用状況(複数回答)

出典:NTTドコモ モバイル社会研究所ホームページ

このように、タブレット学習は学校の授業と家庭学習をつなぐ重要なツールとして定着しつつあるのです。

タブレット学習のデメリット5つ

demerit

タブレット学習が教育現場に広がっている一方で、いくつかの課題も明らかになってきています。

主なデメリットとしては以下の5つが挙げられます。

タブレット学習のデメリット

  1. 視力低下の可能性がある

  2. 勉強したつもりになりがち

  3. すぐに答えを知りたがるようになる

  4. 他のアプリで遊んでしまう

  5. 初期費用がかかる

これらのデメリットは、タブレット学習を導入する際にお子さんの性格と照らし合わせて考慮すべき要素といえます。

これらのデメリットを理解し、適切な対策を講じることで、タブレット学習の効果を最大限に引き出すことができます。以下、それぞれのデメリットについて詳しく見ていきましょう。

視力低下の可能性がある

タブレット学習のデメリットとしてまず挙げられるのが、視力の低下です。

これは、タブレットの小さな画面を長時間見続けることで、まばたきの回数が減少し、目の表面が乾燥することが理由として考えられています。さらに、近距離での画面注視により、目のピント調節機能を担う筋肉が凝り固まることで、視力低下が加速しているとも考えられます。

実際に、文部科学省の学校保健統計調査によると、タブレット学習が広がり始めた2019年以降、小中学生の視力1.0未満の割合が顕著に増加しています。

出典:文部科学省 令和4年度学校保健統計

タブレット学習と視力低下は必ずしも因果関係がある、とは言えませんが小中学生の視力低下が進んでいることは事実です。

ポイント

タブレット学習をする際には、明るい部屋の勉強机などを利用して正しい姿勢で学習し、画面と適切な距離を維持しましょう

勉強したつもりになりがち

タブレット学習では、「わかったつもり」となってしまうことがあります。

多くのタブレット教材では選択式の問題が中心であり、直感的に答えを選べてしまうため、本質的な理解に至らないことが多いからです。

特に注意すべきなのは、映像を見ただけで理解した気になってしまう点。大人でも資格勉強のために動画を見たのに、実際にはあまり内容を覚えていなかったという経験をしたことがある方もいるでしょう。

さらに、子どもたちの中には「テレビを見ながら」「ゲームをしながら」といった、いわゆる「ながら勉強」をしてしまうお子さんもいます。

そのような場合には、表面的な理解で終わってしまい本質的な理解ができませんよね。

ポイント

タブレット学習では手軽に進められる反面、「なぜその答えになるのか」といった思考のプロセスが軽視されがちで、結果として知識の定着が不十分になってしまうことがあります


すぐに答えを知りたがる

タブレット学習の自動採点機能が、お子さんの学習に影響を及ぼすこともあり得ます。

というのも、答えを入力すると即座に採点される環境に慣れてしまうと、子どもたちは「すぐに結果を知りたい」と思うようになってしまうからです。

その結果、学校のテストなど即座に採点されない場面で不安を感じたり、じっくりと考えることを避けるようになってしまいます。

すぐに答えが知りたいという習慣が身についてしまうと、問題解決に必要な試行錯誤のプロセスを面倒に思う傾向があります。

ポイント

ゲーム感覚で反射的に答えを選ぶことに慣れないよう、問題を解く際は適度に紙学習と並行するようにしましょう

他のアプリで遊んでしまう

タブレット学習の最大の落とし穴は、学習以外のコンテンツで遊んでしまうリスクです。

保護者の方が使用しているタブレットと共用の場合には、YouTubeやゲームアプリなど勉強に関係のないアプリがインストールされていることが多いからです。

お子さんはYouTubeやゲームアプリの誘惑に勝てないことが多く、ついつい遊んでしまいがちです。

この問題への対策としては、「スマイルゼミ」や「進研ゼミ」のような学習専用タブレットを選ぶか、機能制限やフィルタリングを設定することが効果的です。

ポイント

お子さんはまだ自己管理ができないため、保護者の方が積極的に対策をしましょう

初期費用がかかる

タブレット学習を始める際、初期費用がかかることは大きな課題のひとつです。

市販のタブレットを使用する場合、快適な学習に必要な性能を備えた機種を選ぶと2~3万円はかかります

また、専用タブレットが必要な学習サービスでは、教材の月額料金に加えて端末代が必要となることもあるため、注意が必要です。

例えば、「スマイルゼミ」では端末代の初期費用として約1万が必要で、早期退会時には3万円以上の違約金が発生することもあります。一方「進研ゼミ」は端末代無料ですが、途中解約時には8,300円の負担があります。

ポイント
タブレット導入前に費用対効果をしっかり検討する必要があります

デメリット以上のメリットも!タブレット学習のメリット4つ

merit

タブレット学習には、従来の紙の教材にはない特徴的なメリットがあります。例えば、以下の4つの強みは、タブレット学習がおすすめできる大きな理由です。

タブレット学習のメリット

  1. 勉強開始までのハードルが低い

  2. 苦手が克服しやすい

  3. 1人で学習できる

  4. 視覚だけでなく聴覚も使って学習できる

これらのメリットは、お子さんの学習意欲をアップさせたり、学習を効果的に定着させたりすることもありますよ。

それでは、各メリットについて具体的に見ていきましょう。

勉強開始までのハードルが低い

タブレット学習は、勉強への第一歩を大きく引き下げてくれます

というのも、タブレット学習は端末を起動するだけで、その日に取り組むべき問題が自動的に表示され、すぐに学習を始められるからです。

一方で紙の教材では、教科書やノート、筆記用具の準備から、どのページをやるか決めるまで、実際の学習開始までに多くのステップが必要ですよね。

特に勉強が苦手なお子さんにとって、勉強のハードルが下がることは大きなメリットです。動画やアニメーションを使ったゲーム感覚の学習は取り組みやすく、学習意欲を損なうことなく継続できます。

ポイント

タブレット学習は物理的にも心理的にも、学習開始のハードルを大きく下げる効果があります

苦手が克服できる

タブレット学習は、苦手分野の克服に特に効果を発揮します。

システムが自動的に間違えた問題を記録し、理解度に応じて繰り返し出題してくれるため、確実な知識の定着が可能になるからです。

紙の教材では、同じ問題を何度も解くためにはノートに書き写したり、コピーを取ったりする必要があるので、特に勉強が苦手だと感じているお子さんは自主的に復習しようとしません。

しかし、タブレット学習であれば、一人ひとりの学習状況に合わせて演習量や出題方法が最適化されます。知識の抜けや理解不足を放置することなく、着実にステップアップできるんですね。

ポイント
タブレット学習では効率的な反復学習により、苦手を克服しやすいです

1人で学習できる

タブレット学習では、お子さんが自立的に学習を進められることも大きなメリットです。

というのも、タブレット学習では問題を解くと自動で採点され、つまずいたポイントにはその場で解説が表示されるため、親の手を借りずに学習を完結できるんですね。

特に共働き家庭では、子どもの学習を常に見守ることが難しく、宿題や教材がやりっぱなしになりがちですが、タブレット学習ならそうした心配はありません。

解答を記入して講師が採点するタイプの紙教材では、採点に時間がかかることも多く、返却時には間違いの理由を忘れてしまうこともあります。

タブレット学習では、問題を解いてから解説までノンストップで進められるので、効果の高い学習ができますよ

ポイント
タブレット学習はすぐにフィードバックされるので、効率的な理解と定着が実現できます

視覚だけでなく聴覚も使って学習できる

タブレット学習は、動画や音声を活用した学習ができるので、視覚だけでなく聴覚もフル活用して学習できます

従来の紙の教材ではわかりにくいような内容も、映像と音声を組み合わせることで、直感的な理解が可能になるのです。

例えば、英語の発音学習では、「th」の発音や「L」と「R」の違いなど紙の教材だけでは身につけることが難しいこともあります。また、血液の循環の学習では、心臓から全身を巡る血液の流れをアニメーションで示すことで、静脈と動脈の働きや酸素の運搬過程の全体像を容易に理解できます。

ポイント
タブレット学習により視覚と聴覚の両方を活用することで、より効果的な学習が実現できます

タブレット学習と紙学習の比較

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タブレット学習と紙学習には、それぞれに特徴的な強みがあります。

タブレット学習は「わかりやすさ」「継続性」「苦手克服」の面で優位性を持ち、紙学習は「記憶の定着」において効果を発揮します。

こうした特性の違いを理解することは、効果的な学習方法を選択する上で重要です。

以下、それぞれの学習方法の特徴を詳しく見ていきましょう。これらの違いを理解することで、学習内容や目的に応じて、より適切な学習方法を選択できるようになりますよ。

記憶に残りやすいのは紙学習

記憶に残りやすいという観点では、紙の学習教材が優位性を持っています。

具体的に、東京大学などの研究グループが2021年に発表した調査では、紙の手帳を使用した群は、タブレットやスマートフォンを使用した群と比べて、より短時間で効率的な記憶の定着が可能であることがわかっています。特に注目すべきは、言語処理を担う前頭前野や記憶に関わる海馬の活動が、紙を使用した群で顕著に高まったという点です。

参考: 東京大学大学院総合文化研究科、(株)日本能率協会マネジメントセンター、(株)NTTデータ経営研究所 2021.3.19 紙の手帳の脳科学的効用について

ポイント
デジタル化が進む現代でも、紙学習には記憶の定着を高める観点からは大いに価値があります

わかりやすさはタブレット学習

タブレット学習は、理解のしやすさという点で紙の教材を上回ります。

というのも、紙では平面的な説明に限られる内容でも、タブレットなら動画を使って立体的に解説できるため、イメージがつかみやすいのです。例えば、算数の展開図の学習では、平面の図形が立体に変化していく過程を動画で見ることで、頭の中だけでは想像しにくい空間把握が容易になります。

ポイント
タブレット学習は平面だけでなく立体的な学習サポートが可能なので、紙の教材よりもわかりやすい傾向にあります

継続性が高いのはタブレット学習

タブレット学習は、子どもの学習意欲を長期的に維持できる特徴を持っています。このため、学習の継続性という観点からはタブレット学習が優位であると言えます。

例えば、タブレット学習では学習内容をゲーム形式で提供したり、達成度に応じてポイントやバッジを獲得できるシステムを採用しています。このような工夫により、子どもたちは自然と学習に取り組み続けられるのです。

一方、紙の教材では、文字や図表だけの学習形態となりがちであるため、特に勉強が苦手なお子さんにとっては、学習モチベーションの維持が大きな課題となります。

ポイント
タブレット学習では、アニメーションや音声による褒め言葉など、様々な要素で子どもの興味を引き付け、継続的な学習をサポートできます

苦手を克服しやすいのはタブレット学習

タブレット学習は、苦手分野の克服において強みを持っています。

なぜなら、AIが学習データを分析し、一人ひとりの理解度に合わせて問題を自動的に最適化するため、効率的な苦手克服ができるからです。

例えば、間違えやすい問題を自動的に抽出して復習問題として提示したり、つまずきやすいポイントを重点的に解説したりと、きめ細かな対応が可能です。

一方、紙の教材では、間違えた問題の復習はお子さんがやり直すかどうかに自分で決めるため、多くのお子さんは一度間違えて苦手だと思っている問題を避けてしまいます。

ポイント
タブレット学習は、自動的に苦手な問題を復習できるため苦手克服に大きな効果を発揮します

タブレット学習と紙学習どっちがおすすめ?

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学習効果を最大化するには、お子さんの性格や学習段階に応じて適切な学習方法を選択することが重要です。

タブレット学習は、例えば以下のような特徴があるお子さんにおすすめです。

タブレット学習がおすすめなお子さん

一方で紙学習は、以下のような特徴があるお子さんにおすすめです。

紙学習がおすすめなお子さん

結論として、両方の学習方法にはそれぞれメリットがあり、子どもの発達段階や学習目的に応じて使い分けることで、より効果的な学習が実現できます。

プログラミングはタブレット学習と相性抜群!

小中学生のプログラミング学習において、タブレットは想像以上に優れたデバイスです。

というのも、従来はパソコンが主流でしたが、特に小学生におすすめなScratchなどのビジュアルプログラミング言語では、ブロックをドラッグ&ドロップする操作が、タブレットの特性を最大限に活かせるからです。

さらに、現代の小中学生は、最初にご説明した通り学校でタブレットに十分に慣れています。このため、プログラミング学習をタブレットで始めることへの心理的ハードルが低く、直感的に学習を進められるのです。

また、無料の学習アプリも多数提供されており、気軽に始められる点も大きな魅力となっています。

このように、タブレットはプログラミング学習と相性がよく、十分な学習効果も期待できます。

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