「ゲームをすると学力が低下するって本当?」
「ゲームが子どもの成長に与える影響って、実際どうなの?」
「勉強とゲーム、どうやって時間を上手に管理すればいい?」
今回はこんなお悩みを解決します。
この記事で解決できること
文部科学省の最新の調査によると、約9割の小学生がゲームで遊んでいます。
保護者の方からすると「ゲームばかりして…」と思いがちですが、実は、適度なゲームには子どもの知的発達にプラスの効果があるという研究結果もあるんです。
今回は、ゲームがお子さんに与える影響やゲームと勉強の時間管理の具体的な方法までわかりやすく解説しています。
お子さんとの良好な関係を保ちつつ、学習習慣を身につけるコツもご紹介。
ゲーム好きなお子さまを持つ保護者の方は、ぜひ最後までご覧ください!

出典:文部科学省「令和6年度全国学力・学習状況調査の質問調査の結果について」をもとに筆者が作成
「うちの子、テレビゲームに夢中になりすぎて心配...」というお声はよく耳にします。
実は最新の文部科学省の調査で、小学生の約9割がゲームで遊んでいることが明らかになりました。
具体的な内容を見てみると、平日にゲームを全くしない小学生はわずか8.1%しかいないことが報告されています。
では、1日のゲーム時間はどのくらいなのでしょうか?
調査によると、最も多いのが1日1~2時間程度で、全体の約4割のお子さんがこの時間内でゲームを楽しんでいます。
一方で気になるのは、1日3時間以上ゲームをしているお子さんも3割もいるという点です。
ポイント
このデータから分かるように、お子さんのゲーム習慣は現代では「特別なこと」ではなく、むしろ「一般的な傾向」となっているんですね。
では、このような状況で私たち保護者はどのように対応すればよいのでしょうか?
結論から言うと、「ゲームを完全に禁止する」のではなく「適切な時間管理」をすることが重要です。
実は、先ほどの文部科学省の調査では、放課後や週末を「家でゲーム・動画・SNSを楽しむ」時間に充てている小学生は79%であることも報告されています。
この数字からも分かる通り、現代の子どもたちにとってゲームは日常的な娯楽として完全に定着しているんですね。
むしろ「ゲームを一切させない」という選択は、お子さんの反発を招いたり、友達との共通の話題を失わせたりする可能性もあるんです。
ポイント
大切なのは「ゲームを完全に禁止する」のではなく、「どうやってゲームと上手に付き合っていくか」を考えることです

テレビゲームは、実は適切に管理することでお子さんにとって良い影響が期待できます。
最新の研究では、子どもの発達にゲームが良い影響を与えることが分かっているんです。
ゲームが子どもに与える良い影響
ただし、ゲームのやりすぎは禁物です。適度な時間、ゲームを楽しむようにしましょう。
このあとの章では、それぞれの効果について具体的な研究データを交えながら詳しくご紹介していきます。
実は「ゲームをすることでIQが高くなる」という興味深い研究結果が発表されています。
2022年にアメリカで発表された研究によれば、平均以上にビデオゲームをプレイした子どもたちは、2年後のIQテストで約2.5ポイント高い結果であった、と報告されています。
この研究は、9,000人もの9~10歳の子どもたちを対象にしており、2年後に5,000人以上を追跡調査した結果であるため、信頼性も高いと言えます。
ゲームが子どもの知能発達にプラスの影響を与える可能性を、科学的に示した研究なんですね。
とはいえ、ゲームばかりしてもいい、というわけではありません。
大切なのは「適切な時間管理」です。
ポイント
ゲームは時間を決めて楽しむことで、むしろお子さんの成長を後押しできるかもしれません
ゲームは創造力を育てている可能性がある、という研究結果もあります。
アメリカで12歳の子ども491人を対象とした調査では、ビデオゲームが子どもの創造性を高める可能性が示唆されています。
この研究では、コンピュータの使用、インターネットの使用、ビデオゲームのプレイ、携帯電話の使用の4種類の情報技術と創造性の関連が研究されました。
興味深いのは、パソコンやスマートフォンの使用は創造性に影響がなかった一方で、ゲームのプレイは創造性を高めることと関係があったという点です。
さらに、ゲームの種類は関係なく、どんなゲームでも創造性を育む可能性があるということも報告されました。
例えばアクションゲームでは「この敵をどう倒そう?」、パズルゲームでは「この問題をどう解こう?」と、常に新しいアイデアを考えているんですね。
ポイント
ゲームをプレイすることで、お子さんの創造的な発想力を伸ばすことができるかもしれません
ゲームをすることで、コミュニケーション能力が育つこともあります。
先ほどもお伝えした通り、現代ではほとんどのお子さんがゲームをしており、ゲームはお子さん同士の共通の話題になるからです。
また、ゲームの種類によってはチームで協力して目標を達成するものもあり、作戦を立てたり役割分担を決めたりする際に、自然とコミュニケーションが生まれます。
このような経験は、「相手の意見を聞く力」「自分の考えを伝える力」「チームで協力する力」といった、将来必要なスキルの土台にもなるんですね。
ポイント
適度なゲームをすることで友達とのコミュニケーションが円滑になるため、お子さんの社会性を育てるチャンスにもなります
保護者の方の中にも「ゲームに出てくる漢字を自分で調べた」という経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
ゲームは、キャラクターやストーリーの設定が工夫されています。実際の歴史上の人物や生き物がモチーフになったものも多くあるんですね。
例えば、戦国時代をモチーフにしたゲームをしていると、お子さんは歴史に興味を持ち、図書館で本を読み始めることもあるかもしれません。
また、生き物図鑑のようなゲームをきっかけに、実際の昆虫採集や観察に夢中になるケースもあります。
大切なのは、ゲームでの発見を現実世界の学びにつなげてあげることです。
ポイント
子どもが興味を示した要素を、一緒に図鑑で調べたり、博物館に見に行ったりすることで、自然と知的好奇心が育まれていきます

適切な時間管理をすれば、ゲームはお子さんに良い影響を与えることをご紹介しました。
しかし、長時間ゲームをすることは要注意です。
ゲームの遊びすぎは、以下のような悪影響を及ぼす可能性があるからです。
ゲームが子どもに与える悪い影響
ゲームは睡眠に悪影響を及ぼすことがあります。
実際に文部科学省の調査では、1日3時間以上ゲームをする子どもは就寝時間が不規則になりやすいことが報告されています。
ゲームが睡眠に悪影響を及ぼすひとつの理由として、ゲームモニターから発せられるブルーライトが「メラトニン」の分泌を抑制してしまうことが挙げられます。
特に就寝直前のゲームは要注意です。睡眠をサポートするメラトニンが減少して、なかなか眠れなくなってしまいます。
ポイント
ゲームは長時間やりすぎないように注意しましょう。特に、夜にゲームを長時間することは推奨されません。

出典:文部科学省「令和6年度全国学力・学習状況調査の質問調査の結果について」をもとに筆者が作成
「長時間のゲームは成績に影響するの?」という疑問に対して、文部科学省の調査で興味深い結果が報告されました。
実は、1日のゲーム時間が3時間を超えるお子さんは、3時間未満の子と比べて学力調査の平均正答率が低い傾向にあるんです。
この理由のひとつは、ゲーム時間が長くなればなるほど、必然的に勉強時間が減ってしまうため。
文部科学省の調査でも、1日3時間以上ゲームをする子どもたちは、平日の学習時間が短くなる傾向が明らかになっています。
でも、これは時間管理次第で解決できる問題とも言えます。
ポイント
「勉強が終わってからゲーム」というルールを決めるなど、学習時間をしっかり確保してあげましょう
長時間のゲームは運動不足にもつながります。
このため、ゲームのしすぎは成長期のお子さんにとっては要注意なんですね。
ずっと座ってゲームをすることで、体を動かす機会が減り、肥満の心配だけでなく、体力低下や姿勢の悪化といった健康上の問題が生じることもあります。
例えば「1時間ゲームしたら15分外遊び」というルールを作ってみたり、体を動かせるゲームを取り入れたりするとよいですね。
ポイント
少し工夫して、ゲームと運動をバランスよく組み合わせるようにしましょう

ゲームと勉強は時間管理が重要です。でも、どうやって始めたらいいのでしょうか?
以下のポイントを意識すると、ゲームと勉強を上手に両立できるようになります。
時間管理の5つのコツ
それでは、それぞれのコツを詳しく見ていきましょう!
冒頭でお伝えした通り、ゲームを完全禁止するのは難しく、お子さんが反発するなど逆効果になることがあります。
このため、お子さんと一緒に「勉強の時間」と「ゲームの時間」を決め、自主的な時間管理能力を育てるようにしましょう。
重要なポイントとしては、ルールを守ってゲームをしているときは、保護者の方が決して嫌な顔をしないこと。
「またゲームしているの?勉強はしたの?」といった否定的な言葉は、お子さんのやる気を損なってしまいます。
ポイント
ルールを守っているときは、「ルールを守れて偉いね!」と褒めることで、時間管理の習慣が自然と身についていきます
ゲームと勉強の場所、分けていますか?
勉強する場所とゲームをする場所を明確に分けることで、お子さんは自然とメリハリをつけられるようになります。
具体的には、ゲームは家族が集まるリビングに限定し、子ども部屋は学習に専念する空間にするとよいでしょう。
部屋を分けるメリット
リビングならゲーム時間を自然と把握できる
子ども部屋なら勉強机など勉強に集中できる環境が整う
さらに、ゲーム機の充電器もリビングに置くことで、こっそりゲームをする心配もなくなります。
ポイント
このように空間を区切ることで、お子さんも「ここは勉強する場所」「ここならゲームしていいんだ」と自然と理解できるようになりますよ!
お子さんにはスマホよりも家庭用ゲーム機がおすすめです。
というのも、家庭用ゲーム機は「ゲームに特化」した機器なので、良くも悪くもゲームに集中でき、時間管理がしやすいからです。
一方でスマホは、ゲームだけでなく動画視聴やネット検索などの機能があるため、つい長時間使用してしまいがち。
例えば「1時間ゲームをする」と決めても、スマホだと「ちょっとSNSも見てみよう」「この動画も気になる」と脱線しやすいんです。
家庭用ゲーム機ならゲーム以外できないため、お子さんの時間管理能力も自然と育ちます。
ポイント
ゲームと勉強のメリハリをつけるためにも効果的な方法のひとつです
勉強時間とゲーム時間のルールは、お子さんと一緒に決めましょう。
お子さん自身が「これなら守れそう!」と考えたルールは、親が一方的に決めたものよりも守られやすい傾向にあるからです。
このとき大切なのは、お子さんの意見をしっかり聞くこと。「どのくらいならゲームを楽しめる?」と尋ねてみましょう。そのうえで、保護者の方の意見も伝えるとよいですよ。
例えば、「平日は宿題が終わってから1時間」「休日は午後2時間まで」など、具体的な案を出し合ってみましょう。
ポイント
自分で決めたルールだからこそ、お子さんは責任を持って守る確率が上がります
時間を守れなかったときの対応は、事前に決めておくことが大切です。
約束を守れなかったときに、後出しでペナルティを与えるとお子さんが反発する可能性があるからです。
例えば「30分オーバーしたら、翌日のゲーム時間が30分減る」といった、具体的なルールを親子で話し合って決めましょう。
ただし、「ゲームを没収する」といった極端なペナルティは避けるのがポイント。
なぜなら、実行できないペナルティを決めてしまうと、かえってルールの信頼性が失われてしまうからです。
ポイント
お子さんと一緒に無理なく続けられるルールを考えることで、自然と時間管理の習慣が身についていきます

プログラミング学習は、ゲーム好きなお子さんにとって理想的な選択肢として注目されています。
というのも、プログラミングはゲーム感覚で学ぶことができるからです。
例えば「Scratch(スクラッチ)」という子ども向けのプログラミングツールでは、ブロックを組み合わせるような感覚で簡単にプログラミングの基礎が学べます。
Scratchでは、ゲームを作ることができるため、「ゲームを遊ぶ側」から「作る側」へと視点が変わることも。
最初は「迷路ゲーム」から始めて、慣れてきたら「シューティングゲーム」や「アクションゲーム」にチャレンジ。自分で作ったゲームで遊べる楽しさは格別なんですね。
さらに、プログラミング学習では以下のような力が自然と身についていきます。
プログラミングで身につく力
論理的に考える力(プログラミング的思考)
問題を解決する能力
創造力と発想力
目標に向かって粘り強く取り組む姿勢
特に注目したいのは、将来的なIT活用能力も楽しみながら育てられる点。
プログラミング学習は、お子さんの「ゲームが好き」を活かして、未来に必要なスキルを身につけられる理想的な選択のひとつです!
小学生がプログラミングを学ぶメリットさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
小学生がプログラミングを学ぶ5つのメリットを紹介!保護者が注意すべき点についても解説します


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