ゲームで頭がよくなる!?ゲーム学習とはなにか徹底解説

ゲーム学習とは?|スタンフォード大学や東京大学も注目

なぜ頭がよくなるのか?

ゲーム学習によって頭がよくなるのは、ゲームをプレイすることで脳の働きが活性化するからです。スタンフォード大学や東京大学の研究では、ゲームをプレイする際に脳の一部が刺激され、ゲームをする人の方は空間認識能力や記憶力、情報処理能力が高いことが分かっています。

さらに東京大学では、学習にゲームの要素を入れることで、積極的に楽しく学べる環境づくりを目指したプロジェクトも。ゲーム学習を取り入れることで、子どもにとって、「学ぶために頑張る」のではなく「楽しいから続けられる」環境になり、学習が長続きするようになります。

ゲームによってなぜ頭がよくなるのか、スタンフォード大学・オンラインハイスクール校長の星 友啓さんが、以下の動画で詳しく解説されています。

【ゲームをするとバカになる、はウソ】記憶力や空間認識能力がゲームで向上/治療法として認可されるゲームも/ボードゲーム最強説は正しい?/話題のシリアスゲーム「Zengence」【ゲームだいがく】

これまでの学習との違い

従来の学習は、教科書を読んで暗記したり、問題集を解いて理解するような「受け身の学び」が中心です。一方で、ゲーム学習は、自分から参加する「主体的な学び」となるため、より深い理解が可能となります。

また、従来の学習では「正解を出すこと」が重視されがちですが、ゲーム学習では「失敗して当たり前」でおり、失敗から学び直すことが自然に組み込まれています。失敗をもとに試行錯誤する経験をとおして、問題解決能力を身に着けることができるでしょう。

マルチプレイやオンライン協力要素を通じて、他者と協力する力やコミュニケーション力も養われます。従来の「一人で覚える」学習とは異なり、ゲーム学習は「だれかと一緒に取り組む」学びとなっています。

ゲーム学習のメリット3選

空間認識能力が育つ

多くのゲームでは、二次元または三次元空間を移動し、物の配置や距離を正確に把握することが必要です。ブロックを積み上げて建物を作ったり、アクションゲームで障害物をよけたりすることで、自然と立体的な構造や距離感などを学ぶことができます。

スタンフォード大学の研究では、アクションゲームを日常的にプレイしている学生は、空間認識能力やマルチタスク処理で高い成績を示すことが明らかになりました。とくに3D空間を自由に移動するタイプのゲームは、空間的な注意力や物体の位置関係を素早く把握する能力を向上させる効果があるとされています。

空間認識能力を上げることで、図形問題や幾何学の理解を深めることが可能です。さらに、空間認識能力は、スポーツや美術などの分野だけでなく、地図を読んだり車を駐車したりといった日常生活においても役立ちます。

情報処理能力が向上する

多くのゲームにおいて、短時間で複数の情報を処理し、最適な判断を下すことが求められます。たとえば、アクションゲームでは敵の動きや時間制限を同時に把握することが必要です。

ゲームの中でたくさんの情報を整理して行動することで、頭の中で考えをまとめる力や注意を分ける力が鍛えられます。東京大学の研究でも、ゲームをしている人はしていない人より、複雑な情報を効率的に処理できる傾向があると報告されています。

現代社会ではSNSや情報端末から多量の情報が流れ込むため、取捨選択し効率的に処理する力が不可欠です。ゲーム学習を通じて培われる情報処理能力は、学校の授業や将来の仕事においても応用できる実用的スキルといえるでしょう。

記憶力・集中力が高まる

ゲームでは、次のステージに進むためにルールや仕組みを覚えたり、正しい順序を記憶しておくことが求められます。たとえば、算数や語学を扱うゲーム教材では、繰り返しのプレイによって自然と知識が定着します。

ゲームの臨場感やゲームをクリアすることで得られる達成感は脳内のドーパミン分泌を促し、集中力を持続させる効果があります。また、スタンフォード大学の研究によると、ゲームは短期記憶の容量を増やすだけでなく、長期的な記憶形成にも有効だと示されています。

ゲーム学習の3つの注意点

ゲーム学習の効果は「実際にモノを触り三次元的に理解したあと」

ゲーム学習の効果があるのは、子どもが実際の世界でモノを触り、三次元的に物事を理解できるようになってからです。積み木や工作、外で遊ぶ経験などを通して現実の立体感覚を養うことではじめて、ゲームによる空間認識能力や情報処理能力が向上します。

実際にものに触れた経験がないままゲーム学習に頼りすぎると、理解が表面的になりやすく、学習効果も限定的になってしまいます。実体験で得た感覚をゲームで再確認したり、ゲームで知った知識を実際の遊びや学習に活かしたりするなど、ゲームと実体験をうまく組み合わせることが重要です。

学校の勉強や生活リズムとの両立を意識する

ゲーム学習は楽しく続けられる反面、夢中になりすぎて他の勉強や生活習慣がおろそかになることも。とくに夜遅くまでプレイすると睡眠不足につながり、学習効率が下がることが科学的に知られています。

学習効果を高めるには、勉強や生活リズムの両立を意識したルールづくりが大切です。「宿題を終えたら30分」「休日は1時間」など、保護者の方と一緒になってルールをつくりましょう。

ゲームへの依存をふせぐ

ゲーム学習は「楽しい」が原動力となるため、場合によってはゲームに依存するリスクもあります。とくにオンライン要素のあるゲームでは、友達と一緒に遊ぶ楽しさから、長時間ゲームを続けてしまうことも少なくありません。

ゲームへの依存をふせぐには、ゲーム学習の効果を他の活動と結びつける工夫が大切です。たとえば、算数ゲームで学んだ内容を実際の宿題に応用したり、宇宙ゲームで得た知識を図鑑で深めたりすることで「ただのゲーム」から「学びの一部」へと位置づけられます。

また、「今日はなにを学んだのか」といった学習目的を持つことも重要となります。単なるゲームの禁止ではなく、意識の方向づけや学習目的の設定によってゲームへの依存をふせぎましょう。

効果的なゲーム学習の3つのコツ

学習の目的を明確にする

ゲーム学習を取り入れる際には、「何を学ぶためにこのゲームをするのか」を明確にすることが必要不可欠です。たとえば、「Minecraft: Education Edition」を使うなら、算数の体積や比率の理解・歴史的建造物の再現など具体的な目的を設定します。

学習の目的を設定すると、ゲームをプレイした後に「どんなことを学んだのか」を確認でき、ゲーム学習の効果を上げることが可能です。また、目的を共有することで子ども自身も「ただ遊ぶ」のではなく「遊びながら学ぶ」意識を持つようになります。

ゲーム学習と普段の勉強を両立する

ゲーム学習だけで成績が上がるわけではありません。ゲーム学習では空間認識能力や記憶力を伸ばせますが、学校の授業やテストで必要な知識・表現力は、ノートを取ったり問題を解いたりするでなかで身につきます。ゲーム学習の時間と普段の勉強の時間をうまく分配しましょう。

どちらか一方に偏るのではなく、ゲームで得た力や知識を普段の勉強に活かすことが大切です。たとえば、歴史に関するゲームで覚えた出来事を教科書で確認すると、学びがより確かなものになります。ゲーム学習と普段の勉強を組み合わせることで、相乗効果が生まれるでしょう。

親子で一緒にプレイして成長をサポート

ゲーム学習は、親子が一緒に体験することで効果が倍増します。親がただ監督するのではなく、一緒にプレイして「どこが難しかった?」「どう考えた?」と会話することで、子どもの思考を深めることが大切です。

たとえば、パズルや冒険型のゲームを一緒に遊びながら「この問題はどう解いたの?」「クリアするにはどんな工夫が必要かな?」と問いかけて説明を促すことで、論理的に説明する力や考えを言葉にする力が育ちます。

また、親が学びのパートナーとなることで、子どもは「勉強させられている」ではなく「一緒に学んでいる」と感じ、学習意欲が長続きします。親子がコミュニケーションをとる機会にもなるので、親子で一緒にゲーム学習に取り組むようにしましょう。

ゲーム学習におすすめの教材3選

Minecraft: Education Edition|空間認識能力や創造力を育む

世界中で人気のゲーム「Minecraft」の教育版です。自由にブロックを配置し、建築や探検をおこなうことで、空間認識能力や創造力を伸ばすことができます。授業向けに設計されたカリキュラムや教師用ガイドも整備されており、学校教育に導入されている実績も豊富です。

算数や理科、歴史などさまざまな教科に対応したワールドが用意されているため、遊びながら幅広い知識を学べます。さらに、ブロックを組み合わせるビジュアル型から、本格的なPythonやJavaScriptまで、子どものレベルに応じて学習することも可能です。

協力プレイにも対応しており、友達やクラスメイトと一緒に課題に取り組むことで、協調性やコミュニケーション能力の向上にもつながるでしょう。このようにMinecraft: Education Editionは多様な学習方法があるため、世界中で“遊びながら学べる最先端教材”として高く評価されています。

出典:https://education.minecraft.net/ja-jp

Prodigy: Math Game|ゲームで算数を学べる

自分が主人公となり物語を進めるロールプレイングゲーム(RPG)形式の算数学習ゲームです。プレイヤーは自分のキャラクターを育成し、ファンタジーの世界を冒険しながら次々と出題される算数の問題に挑戦します。

出題される問題は小学1年生から中学生レベルまで幅広く、学年ごとのカリキュラムに沿った内容がそろっています。問題は自動で子どもの理解度に合わせて調整されるため、苦手な分野を繰り返し練習したり、得意な分野を先取りしたりと、ひとりひとりに合った学習が可能です。

また、友達とオンラインで一緒にプレイする機能もあり、協力して敵を倒したり、ランキングで競い合ったりすることで、学びへの意欲がさらに高まります。アメリカやカナダの多くの学校では授業や家庭学習に導入されており、学習進度を確認できる管理ツールも。家庭だけでなく教育現場でも信頼されているゲーム学習教材です。

解説動画はこちら

出典:https://www.prodigygame.com/main-en/prodigy-math

火星衛星探査計画 MMX 君もJAXAのエンジニア

JAXA(宇宙航空研究開発機構)が開発した宇宙探査学習ゲームです。火星の衛星を調査する「MMX計画」を題材にしており、宇宙科学の基礎を学ぶことができます。

ゲーム内では、燃料や重量のバランスを考えながら探査機を設計します。その過程で、「どの組み合わせであれば高性能な探査機を作れるか」といった論理的思考力を伸ばすことが可能です。

また、「なぜ成功したのか、なぜ失敗したのか」といった解説が表示されるため、単なるシミュレーションにとどまらず、学び直しや理解の定着にも役立ちます。宇宙好きのお子さんにはもちろん、理科や工学に興味を持ち始めたお子さんにもおすすめの教材です。

出典:https://edu.jaxa.jp/contents/mmxgame/index.html

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