
中学生からプログラミングを始めるなら、Scratchではなく Python からでいい
「小学生のうちに始めさせておけばよかったでしょうか」——中学生の保護者の方から、体験のお問い合わせでいちばんよく聞く言葉です。結論から言うと、遅くありません。むしろ中学生には中学生の始め方があり、小学生と同じ入口(Scratch)からやり直す必要はありません。
中学生は「Scratchを飛ばして」いい
子ども向けプログラミング教室の多くは、ブロックを組み合わせる Scratch から始めます。画面上の説明が読みやすく、タイピングが不要で、小学校低学年でも「順番・くり返し・もしも」というプログラミングの考え方をつかめる、とてもよくできた教材です。
ただ、中学生には Scratch の必然性はもうありません。
教科書レベルの文章読解力がある
ローマ字・英単語に抵抗がない
「子ども向けの見た目」をむしろ嫌がる年頃でもある
この条件がそろっていれば、最初からテキストコーディング——文字でコードを書くプログラミング——に入れます。当教室では、中学生は Python という言語から始めることをお勧めしています。
なぜ Python か
理由は3つあります。
1. 書いた分だけ、すぐ動く。 Python は世界でもっとも使われている言語のひとつでありながら、文法がシンプルで、初心者が最初の1時間で「動くプログラム」を書けます。実際、当教室の中高生向け体験会では、60分で数当てゲームを1本書き上げて持ち帰ってもらっています。
2. 高校の「情報Ⅰ」につながる。 2025年度から大学入学共通テストに「情報Ⅰ」が加わり、多くの国公立大学で事実上の必須科目になりました。出題の中心はプログラミングとデータの活用です。共通テスト自体は特定の言語に依存しない擬似コードで出題されますが、実際に手を動かしてコードを書いた経験があるかどうかは、コードを読み解く問題への対応力にはっきり差が出ます(この点は受験との両立について書いた記事で詳しく扱っています)。
3. その先が広い。 ゲーム、自動化、データ分析、AI——中学生が「作ってみたい」と言うものの多くに、Python からの道がつながっています。
独学でもいい。ただし「挫折ポイント」だけ知っておく
正直に言うと、Python は独学の教材が豊富な言語です。本も動画も無料サイトもたくさんあります。やる気のあるお子さんなら、独学で始めるのは良い選択です。
ただ、現場で見ていると、独学の中学生がつまずくポイントはだいたい決まっています。
環境構築で止まる: プログラミングそのものより「Python をパソコンに入れて動かすまで」で心が折れる
エラーが読めない: 英語のエラーメッセージが出た瞬間に閉じてしまう
写して終わる: 教材どおりに写すと動くが、「自分の作りたいもの」への橋がかからない
教室に通う価値があるとすれば、この3つを人間の講師がその場でほどけることです。特にエラーは、「敵」ではなく「間違っている場所を教えてくれるナビ」だと体感できるかどうかで、その後の続き方が変わります。独学か教室かを迷ったら、まず独学で始めてみて、上の3つのどれかで2週間止まったら教室を検討する、という順番でも全く構いません。
当教室の中学生コース
Kidsプログラミングラボ 秋葉原教室では、中学生は次のコースで学べます。
Pre-Middle(Python): テキストコーディング入門。月2回90分・¥13,800
Middle(HTML/CSS/JavaScript): Web制作。月2回90分・¥14,300
その先に Unity(C#)でのゲーム開発まで、同じ教室・同じ講師で続けられます
定員8名の少人数制で、代表が直接指導しています。Scratch 経験者はスタートアップ講座から Python へ直接進めます。
無料体験会(60分・Python でミニゲーム制作)を土・日 15:00〜16:00 に開催しています。友達との参加もOKです。「まず1本書いてみる」ところから始めたい方は、体験会のページからお申し込みください。
*JR秋葉原駅・浅草橋駅から徒歩10分。台東区・千代田区・中央区の中学生が通っています。*