
コンピュータサイエンスとは、コンピュータの仕組みやアルゴリズム、プログラミングなどを研究する学問分野です。AIの進化や社会のデジタル化の進展に伴い、コンピュータサイエンスの重要性は、近年ますます高まっています。コンピュータサイエンスを学べる大学を卒業すれば、IT業界や金融業界をはじめとする幅広い分野での活躍が期待できるでしょう。
以下では、アメリカの大手メディアが発表している「Best Global Universities for Computer Science in Japan」の上位にランクインした大学と、コンピュータサイエンスを学ぶメリットについて紹介していきます。
Best Global Universities for Computer Science in Japan

東京大学理学部情報科学科は、「Best Global Universities for Computer Science in Japan」において1位に選ばれています。ハードウェアからアプリケーションまで幅広い分野を網羅しており、講義と実験の双方から学べる点が大きな特徴です。
なかでも注目すべきは、大学三年次で実施されるプロセッサ・コンパイラ実験-通称CPU実験では、できるだけ速いコンピュータを自らの手で設計・実装し、アーキテクチャやコンパイラへの理解を深めることを目指します。
学部卒業後は、9割以上が同大学の大学院(情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻)に進みます。修士・博士課程修了後は、情報技術の核として、研究開発やビジネスの最前線で活躍する人がほとんどです。進路ガイダンスや、国内・海外のインターンの機会が多く用意されています。
京都大学工学部情報学科では、情報の本質を究明し、数理的思考から高度なシステムの問題を解決できる人材を育てています。一回生修了時点で、数理工学コースと計算機科学コースに分かれ、それぞれに特化した専門教育を受けます。
数理工学コースと計算機科学コースの違いは、情報学に対するアプローチ方法です。数理工学コースでは数学や物理学など理論を中心に学ぶ一方、計算機科学コースではプログラミングやシステム開発といった技術面における研究者を育てます。
学部卒業後は、数理工学コースと計算機科学コースが統合された大学院「情報科学研究科」に進学する学生がほとんど。知能情報学コースや先端数理科学コース、通信情報システムコースなど7つのコースに分かれて、より一層専門的な内容を学びます。
早稲田大学基幹理工学部情報理工学科には、情報科学の幅広い分野において、国内外で多数の実績を積んだ教師陣が集まっています。
本学科の大きな特徴は、学生が自ら手を動かし考えることを重要視しているため、低学年次からプログラミングや実験などができることです。また、大学三年生から研究室に所属し、修士課程まで一貫して研究を進めることもできます。
また、2014年から新たに「基幹理工学部情報通信学科」が設置されました。情報通信学科では、ネットワーク技術やメディア・コンテンツ技術など情報通信に重点を置いて研究を進めます。
早稲田大学基幹理工学部 情報理工学科公式HP 情報通信学科公式HP
旧・東京工業大学情報理工学院では、コンピュータやネットワークについて、ソフトウェアとハードウェアの両方からアプローチできる研究者を育てることを目標としています。
大学二年次までのカリキュラムは、プログラミングや情報工学の基礎的な知識の習得に向けて講義がメインです。大学三年次から実習が始まり、プログラミング言語やアルゴリズム、ソフトウェア設計などを学んだあと、大学四年次以降は本格的に研究が始まります。
大学院に進学した後は、情報工学コースや知能情報コース、エネルギー・情報コース、人間医療科学技術コースの4つのコースに分かれて研究を進めます。コンピュータサイエンスに関する専門的な知識だけでなく、社会における需要とその解決方法も学ぶ点が大きな特徴です。
名古屋大学情報学部コンピュータ科学科では、コンピュータサイエンスだけでなく社会や自然について理解を深めることで、情報技術による課題解決能力を育みます。近年、システムの効率化だけでなく、個人情報を守るセキュリティの向上や異なるコミュニティ間での協力体制が重要視されているからです。
そのため、多くの学生が、株式会社アクセンチュアや株式会社トヨタシステムズといった大手企業に内定しています。また、大学院進学率も高く、充実した研究者生活を送ることもできます。
東北大学工学部電気情報物理工学科では、知能ロボットや医療情報処理、耐災害情報通信技術といった最先端システムの構築を目指します。そのため、エネルギーから電子機器、ソフトウェア、医療機器まで幅広く学ぶことが可能です。
また、抜群の就職率を誇っている点も特徴のひとつです。企業との連携や学校推薦制度といった充実した就職支援を行い、就職先決定まで大学が全面サポートします。
九州大学工学部電気情報工学科では、情報と電気を統合的に学ぶことを目指します。本学科では、電気、電子、情報に関連した技術開発が、これまで活発に行われてきました。
低学年次で電気情報工学分野の基礎を学んだ後、高学年次では、計算機工学コースや電気通信工学コース、電気電子工学コースに分かれて専門的に学びます。
学部生の80%以上が大学院に進学しており、その多くがソニーや三菱電機といった大手企業に内定しています。女性が研究しやすい環境づくりに専念しており、女性も安心して入学できる点も特徴のひとつです。
筑波大学情報学群情報科学類では、最先端の技術だけではなく、その基盤となっている理論の理解にも力を入れています。約50名の教員によって、広い視野を持って情報科学に臨める人材を育成しています。
二年次から三年次に進級する際、専門的な知識を身に着けるために、ソフトウェアサイエンス主専攻、情報システム主専攻、知能情報メディア専攻に分かれる点も大きな特徴です。また、組み込み技術キャンパスOJTという、企業と連携することで実践的な学習ができる機会もあります。
電気通信大学では、実験や演習、産業界との繋がりを活かした現場密着型のキャリア教育といった、幅広い学習の機会が用意されています。さらには、ロボメカ工房や電子工学工房、ヒューマンメディア工房など創造性を高めるためのプログラムも多数あります。
就職率は国公立大学の中でもトップクラスを誇り、ソニー株式会社や三菱電機株式会社など大手企業で働いている卒業生がほとんど。就職支援室といった細かなサポートを受けることができます。
会津大学コンピュータ理工学部コンピュータ理工学科では、5つのフィールドに分かれて教育が組まれており、学生の様々な興味に対応しています。コンピュータの基本原理から設計、ロボットや医療技術、インターネットの仕組みなど、幅広い知識を身に着けることができます。
会津大学には、ビジネスを学びながら、ベンチャー企業の発展を意識した開発を手掛ける、ベンチャー体験工房「会津IT日新館」というプログラムも。幅広い知識と技術を持つ自立した技術者を目指すことができます。

コンピュータサイエンスを習得すれば、幅広いキャリアパスを得られます。主なキャリアとしては、AI/機械学習エンジニアやバックエンドエンジニア、フロントエンドエンジニア、ゲーム開発者などです。さらには、ゲームクリエイターやモバイル開発など、人気の高い職に就くこともできます。
ITジャーナリストやゲームテスター、グラフィックデザイナーといったプログラミングが必要ないキャリアの選択肢もあります。コンピュータサイエンスを学べる大学に所属すれば、就職の機会を多く得られること間違いなしです。
以下の記事では、特に人気の高いゲームクリエイターになる方法をまとめています。
ゲームクリエイターになるにはどうしたらいい?小学生のうちからできること5つを解説 |ブログ|LUXGO株式会社
プログラミングや情報処理について学ぶ中で、論理的思考力を伸ばすことができます。また、試行錯誤を繰り返すことで忍耐力も得られます。
小学生や中学生など、早い段階でコンピュータサイエンスを学べば、他の科目の成績向上も期待できることでしょう。

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